アンネのバラとは
教会の庭には、12株の「アンネのバラ」が大切に育てられ、美しく咲きかおって、皆さんに親しまれています。
このバラは、アンネ・フランクの父オットーさんから平和への祈りをこめて贈られました。アンネは、第二次大戦中、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害から逃れるため隠れ家で2年間を過ごし、「アンネの日記」を書きました。しかしついに見つかり、強制収容所に送られて15歳の短い生涯を閉じました。家族の中で奇跡的に、たった一人生き残ったオットーさんと、1971年、牧師夫妻が属していた合唱団がイスラエルの小都市ナタニアで奇跡的に出会い、その後、スイスのバーゼルのお宅を訪問するなど交流が続きました。
「わたしにはいつか目覚めない朝が来る。きょうも恵みによって目覚めることができた。さあ、アンネの仕事をしよう」と、世界中を駆け回り、また寄せられる手紙に一つ一つ返事を書いておられたオットーさんも、1980年、91歳で世を去りました。
牧師夫妻にいろいろ尋ねてみて下さい。興味深いお話が聞けますよ。